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Ante Gotovina



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アンテ・ゴトヴィナ

クロアチアの退役将軍で、大物戦犯として旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷に起訴された。

1955年10月12日、クロアチアの Pasman島(Zadar の近く)生まれ。
16歳の時に、チトー政権下の社会主義ユーゴスラビアを離れる。その後、フランスの外人部隊に参加。1979年にフランスの市民権を獲得。右翼の政治活動に従事し、1986年にはフランスで強盗・誘拐などの罪により投獄される。
1991年にクロアチアに戻り、祖国の独立のために軍人として活躍。1995年、クロアチア領内クライナ地方をセルビア人から奪還するための嵐作戦に携わる。このとき、約150人のセルビア人が殺され、15万人とも20万人とも言われる数のセルビア人がこの地を追われた。
戦争犯罪捜査の協力を拒んだことにより、2000年、メシッチ大統領から退役を命じられる。2001年、ハーグの国際戦犯法廷より戦犯として起訴され、逃亡。
欧州連合(EU)はアンテ・ゴトヴィナの逮捕をクロアチアのEU加盟の前提条件としていた。
2005年12月7日午後、スペインのカナリア諸島のホテルで逮捕される。
クロアチアを独立に導いた英雄として根強い人気があるため、クロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナではクロアチア人らによる支援活動が沸き起こっている。

参考:
Profile: Ante Gotovina (BBC)(英語)古いほう
Profile: Ante Gotovina (BBC)(英語)新しいほう

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