January 26, 2007

「霧のむこうのふしぎな町」(1)



柏葉幸子さんがお書きになった「霧のむこうのふしぎな町」の文庫本(講談社文庫)を手に入れてよく見たら、裏表紙に、「『千と千尋の神隠し』に影響を与えた、ファンタジー永遠の名作!」と書いてあるんです。巻末の解説(ほかの作家による解説)には、「あの宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』に影響を与えた--そういう興味から、読んでみようと思った方、手を挙げて。」とも・・・。これって周知の事実だったんですか!私は今まで気が付きませんでした・・・。

「霧のむこうのふしぎな町」は、小学生の時に、仲の良かった友達が図書館から借りてきました。とても綺麗な絵のついたハードカバーだったので、わたしもすぐに飛びつきました。(友達も、表紙が綺麗だから借りたそうです。竹川さんという方が描いたものです。)その後、高校生のときに文庫版を買い、通学電車のなかで読み返したりしていましたが、いつのまにか失くしてしまって。先日、アマゾンで本を注文するとき、合計金額が1500円に届かなかったために、何でもいいからもう一冊足そう(1500円以上だと送料無料になる)、と考えて買ったのがこの「霧のむこうのふしぎな町」。

もう~、「千と千尋の神隠し」が大好きで何度も何度も見ているのになんで気が付かなかったんだろう!ばかばかばか!(自責)しばらく読んでいなかったからなぁ・・・ぐすん。自分で気が付けなかったのが悲しくなります。湯婆婆に会う場面の千尋とか、こんなにも「霧のむこうのふしぎな町」の主人公リナに重なるのに。

この解説には、「宮崎監督自身が『発想のきっかけをもらった』と明言している」とはいえ、「『千と千尋の神隠し』はすっぱり忘れて」読んでください、と書いてありますので、これからお読みになる方はそのおつもりでどうぞ^^;

--> 「霧のむこうのふしぎな町」(2) に続く


霧のむこうのふしぎな町 新装版 (講談社文庫)

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