歌詞がちょうど、
"bijeli cvijet, bijeli cvijet, bijeli cvijet" (白い花、白い花、白い花)
となっている場面は、クロアチアのドゥブロブニク(ドゥブロヴニク)で、セルビア軍から爆撃を受けているところです。ドゥブロブニクは、「アドリア海の真珠 (biser Jadrana)」と称されるだけでなく、「アドリア海の白い花(bijeli cvijet Jadrana)」とも呼ばれています。このドゥブロブニクの旧市街は当時でも既にユネスコの世界遺産に指定されていました。でも戦争になれば、そんなこと関係なく爆撃されてしまうわけで。しかも、旧ユーゴスラビアの場合は、昨日まで友達のように付き合ってきた近所の人や親戚同士でも(民族が違えば)急に敵として殺しあうことになりました。そういう悲惨な状況下で撮られた映像が続きます。
あと、最後のほうには、ボスニア・ヘルツェゴビナの橋「スタリ・モスト」が爆撃されている映像も映っています。