April 30, 2007

ロシア語で聴いてクロアチア語で見る



t.A.T.u のレーナがロシア語で歌う「ユーゴスラビア」に、クロアチア語の字幕がついた動画を見つけましたのでご紹介します。ロシア語とクロアチア語がどの程度似ているのかが目に見えてなかなか興味深いです。ただし、戦争の残酷な映像がたくさん含まれていますので、人の死体とか流血を見たくないかたは、ご覧にならないことをおすすめします。



歌詞がちょうど、

"bijeli cvijet, bijeli cvijet, bijeli cvijet" (白い花、白い花、白い花)

となっている場面は、クロアチアのドゥブロブニク(ドゥブロヴニク)で、セルビア軍から爆撃を受けているところです。ドゥブロブニクは、「アドリア海の真珠 (biser Jadrana)」と称されるだけでなく、「アドリア海の白い花(bijeli cvijet Jadrana)」とも呼ばれています。このドゥブロブニクの旧市街は当時でも既にユネスコの世界遺産に指定されていました。でも戦争になれば、そんなこと関係なく爆撃されてしまうわけで。しかも、旧ユーゴスラビアの場合は、昨日まで友達のように付き合ってきた近所の人や親戚同士でも(民族が違えば)急に敵として殺しあうことになりました。そういう悲惨な状況下で撮られた映像が続きます。

あと、最後のほうには、ボスニア・ヘルツェゴビナの橋「スタリ・モスト」が爆撃されている映像も映っています。

映画「ドレスデン、運命の日」

そういえば、先々週日本で公開されたドイツ映画「ドレスデン、運命の日」でも、第二次世界大戦中に無防備都市宣言をしていたにもかかわらず大空襲を受けたドレスデンの街の様子が描かれているんですよね。これは今すっごく見たい映画なんですがまだチャンスがなくて。あと、スパイダーマン3は世界にさきがけて日本公開ですから、この際それだけは大急ぎで見ておきたい!いよいよ明日公開です!

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