サラエボで撮影された映画、「グルバビツァ」(グルバヴィツァ)が、明日いよいよ日本でも公開されますね。邦題は「サラエボの花」で、その公式ホームページには、サッカーのオシム監督からのメッセージが掲載されています。これは、映画を見たオシム監督が11月13日、つまりお倒れになる3日前に大使館を通じて寄せたメッセージなのだそうです。詳細は夕刊フジの記事でどうぞ。
オシム「忘れてはならない」倒れる3日前に綴った思い (出典 ZAKZAK)
「サラエボの花」に描かれているような性的暴行が、現地でいかにタブー視されてきたかについて、このブログでも去年取り上げました。( → 2006年4月15日の日記「グルバビツァ」を参照なさってください。)オシム監督もおっしゃっていますが、私たちも、この映画が出来るだけ多くの人々が観られることを願っています。そうすれば、犠牲者たちに対する世間の目も変わってくると思うからです。
ちょっと話は変わりますが、私の親戚のおばあさんに聞くところによると、第2次世界大戦に日本が負けたとき、当時子供だったおばあさんは、「戦争に負けてしまったのだから、当然アメリカ軍がここにもやって来て、きっと家族や自分が服を剥ぎ取られて虐待されたり惨殺されたりするのだろう」と思っていたそうです。(まわりの人たちも皆、そういう最悪の事態を覚悟していたのだけれど、実際にはそんなことはなくて、アメリカ兵が子供らにやさしかったので驚いた、と言っていました。)ということは、私が想像するに、日本人も戦争中に外国の人々に相当ひどいことを平然とやっていて、それが半ばあたりまえだったのでしょう・・・。つまり、戦争だから敵をどう扱っても当然だという考え方は、なにも旧ユーゴスラヴィアに起こった特別なことではなく、どこでも(日本でも)発生する可能性が大いにあるし、現代でも起こりうる。実際に、バルカン半島でそれが起こったのはわずか10年ちょっと前のことです。平和や秩序は、努力して守らないと、簡単に崩れてしまうものなのですね・・・。
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「グルバビツァ」
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Barbeeさん、お知らせ下さって誠にありがとうございます。基本的にリンクは自由なのですが、かつて下記のような出来事(↓のリンクを参照なさってください)がありまして、ご紹介くださるときは、外部サイトであるということが分かるような書き方を皆様にお願いしております。
⇒「我々はミクシィとは無関係です!!」(9月14日の日記より)
クロアチア語を勉強してみようと思われる方が増えるのは私たちにとっても嬉しいことです。私自身、言語を勉強することによって、バルカン半島の人の考え方や文化などに対し、いろいろ開眼させられました。お互いにお勉強がんばりましょう!
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11月13日、つまり昨日撮られたモスタル(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)の写真です。とても天気がよかったみたいですね。真ん中をネレトヴァ川が横切っているのが見えます。世界遺産の石橋『スタリ・モスト』は、この写真よりもう少し左のほうに位置しているので、見えていません。
これは共有ブログですが、現地の写真や情報は、日本語が書けない友人たち(クロアチア人)が担当しています。「クロアチア語を教えて!」ホームページのほうもそういう形態で運営しています。ホームページの「このサイトについて」に書いてあることは、亀吾郎の口を通して語られているので冗談のように聞こえるかもしれませんけれど、実は限りなく真実に近いんですよ!
→ 11月17日の日記「モスタルの丘」に続く
November 30, 2007
November 26, 2007
ミラーサイトを作りました
本家である「クロアチア語を教えて!Teach Me Croatian!」ホームページ が一時的なサーバーの不調などで閲覧不可能になったときのため、外部にミラーサイト(コピー)を設置してみました。
ミラーサイトにはパスワードがかかっていますが、ログインに必要なユーザー名とパスワードは、上記のサイトに行くとトップページに書いてあります。つまり、どなたでも利用できます。
このミラーサイトは、本家が更新されてもそれに応じて自動的にすぐ更新されるわけではありませんので、情報が古くなっている可能性があることを承知しておいてくださいね。とにかく何もないよりはマシ、ということで設置いたしました。できるだけ本家のほうにおこしください。
ミラーサイトにはパスワードがかかっていますが、ログインに必要なユーザー名とパスワードは、上記のサイトに行くとトップページに書いてあります。つまり、どなたでも利用できます。
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November 19, 2007
モスタルからドゥブロヴニクを眺める!
再び、Google Earth で遊んでいます♪
フライトシュミレーターでも同様なのですが、私はこういうものを使うと、すぐ酔って気分が悪くなってしまうので、5分ずつくらいしか使えないのが悲しい・・・。スタリ・モストがあるモスタル (ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)から、ドゥブロヴニク (クロアチア)を眺めています。クリックすると拡大します。こんな上空から見ると、なんだか近く見えますね。モスタルを通って、アドリア海までず~っと流れている川がネレトヴァ川です。
フライトシュミレーターでも同様なのですが、私はこういうものを使うと、すぐ酔って気分が悪くなってしまうので、5分ずつくらいしか使えないのが悲しい・・・。スタリ・モストがあるモスタル (ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)から、ドゥブロヴニク (クロアチア)を眺めています。クリックすると拡大します。こんな上空から見ると、なんだか近く見えますね。モスタルを通って、アドリア海までず~っと流れている川がネレトヴァ川です。
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November 17, 2007
ホームページを紹介したい
【 Nickname 】Barbee
【 Comment 】こんにちは。友達からの紹介でmixiに加入し、セルボ-クロアチア語というコミュを立ち上げました。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2806312
その中で、こちらのホームページを紹介したいのですが、構いませんでしょうか?
Barbeeさん、お知らせ下さって誠にありがとうございます。基本的にリンクは自由なのですが、かつて下記のような出来事(↓のリンクを参照なさってください)がありまして、ご紹介くださるときは、外部サイトであるということが分かるような書き方を皆様にお願いしております。
⇒「我々はミクシィとは無関係です!!」(9月14日の日記より)
クロアチア語を勉強してみようと思われる方が増えるのは私たちにとっても嬉しいことです。私自身、言語を勉強することによって、バルカン半島の人の考え方や文化などに対し、いろいろ開眼させられました。お互いにお勉強がんばりましょう!
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モスタルの丘
≫ 11月14日の日記「昨日のモスタルとネレトヴァ川」 の続きです。
前回の写真を見ますと、モスタルは周りを小さな山で囲まれていることが分かります。現地では、この程度の高さのものは「山」ではなく、「丘」(brdo) と呼ぶそうです。フランスでも同様で、日本の、いわゆる「裏山」程度のものは山とは呼ばれないそうですから、ヨーロッパの各地でそのような考え方をするのかもしれませんね。
先述の写真は、フォルティツァ(Fortica)の丘から撮られたものです。今日は、その場所を Google Maps や Google Earth で見てみたいと思います。
← Fortica の丘
Žovnica Brkanovo brdo Hum
フォルティツァの丘へ行く道はとても細くて崖っぷち状(↓の写真を参照のこと)ですので、雪が積もる冬場などは近づかないことをおすすめします!雨の日や日暮れ後も、とても危険です。
前回の写真を見ますと、モスタルは周りを小さな山で囲まれていることが分かります。現地では、この程度の高さのものは「山」ではなく、「丘」(brdo) と呼ぶそうです。フランスでも同様で、日本の、いわゆる「裏山」程度のものは山とは呼ばれないそうですから、ヨーロッパの各地でそのような考え方をするのかもしれませんね。
先述の写真は、フォルティツァ(Fortica)の丘から撮られたものです。今日は、その場所を Google Maps や Google Earth で見てみたいと思います。
モスタルの周りの丘を Google Maps で見る
まず、Google Maps の写真。右のほうに見えるのが Fortica という丘です。ちなみに、青い印が指すところが、世界遺産の石橋「スタリ・モスト」がある場所です。← Fortica の丘
Žovnica Brkanovo brdo Hum
フォルティツァの丘へ行く道はとても細くて崖っぷち状(↓の写真を参照のこと)ですので、雪が積もる冬場などは近づかないことをおすすめします!雨の日や日暮れ後も、とても危険です。
Google Earth で見るフォルティツァ
では、この道を Google Earth で見てみます。(クリックすると拡大します。)このジグザグの道を自家用車で登って行くんですよ、相当怖そう・・・。バルカン半島によくみられる、石灰岩がむき出しの丘です。地雷にも注意
高い場所から町を見下ろすのは楽しいですが、悲しいことに、バルカン半島では場所によって地雷などにも気をつけなければなりません。Fortica の丘は、地雷の心配はほとんどないそうです。しかし、Žovnica (先述のGoogle地図の、左下の部分)など木が多い丘にはまだ地雷が埋まっている可能性があります。岩盤が固いと地雷が埋めにくいし、見つけるのも簡単なのかもしれません。Žovnica の丘は、最近、地雷の除去作業が本格的に行われたそうです。それでも、そういう場所には必要でない限りまだ足を踏み入れないほうがよいかもしれません・・・。
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November 14, 2007
昨日のモスタルとネレトヴァ川
11月13日、つまり昨日撮られたモスタル(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)の写真です。とても天気がよかったみたいですね。真ん中をネレトヴァ川が横切っているのが見えます。世界遺産の石橋『スタリ・モスト』は、この写真よりもう少し左のほうに位置しているので、見えていません。
これは共有ブログですが、現地の写真や情報は、日本語が書けない友人たち(クロアチア人)が担当しています。「クロアチア語を教えて!」ホームページのほうもそういう形態で運営しています。ホームページの「このサイトについて」に書いてあることは、亀吾郎の口を通して語られているので冗談のように聞こえるかもしれませんけれど、実は限りなく真実に近いんですよ!
→ 11月17日の日記「モスタルの丘」に続く
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