October 6, 2009

監督に対するメッセージ幕



【 お名前 】kazu
【 コメント 】(前略)この度、クロアチア人のイヴィッツァ・バルバリッチ(Ivica Barbaric)氏が愛媛FCの監督に就任されました。それで監督に対するメッセージ幕を作成したくどんな言葉にすれば良いかアドバイスをお願いしたくメールいたしました。

私なりには、新任の監督に対して「バルバリッチ監督、貴方の手腕に期待しています。」といったものやシンプルに「闘将 バルバリッチ」のようなものを考えております。まずはこの二つの訳をお願いできればありがたいです。

それ以外で何か良いものがあればぜひアドバイスいただければ幸いです。突然のメールで恐縮ですがよろしければ何卒お願い致します。


kazuさん、こんにちは。クロアチア人のかたに尋ねてみましたところ、クロアチア語で『貴方の手腕に期待しています』というと、ちょっと上から目線といいますか、まるで手腕があることを信じきっていないみたいに聞こえるかもしれないし、『闘将』もあまりしっくりこないということですので、自然な言い回しをいくつか考えてもらいました。

しかし、欧州のサッカーファンが応援に使う言葉は非常に攻撃的で、それがあちらではいくら自然なことといえ、日本でそれを使うとかえって不自然になってしまう、というので、とりあえず無難に使えるフレーズをご紹介いたしますね。

「バルバリッチ監督と共に決勝へ(行くぞ)!」
Sa izbornikom Barbarićem do prvenstva!

「バルバリッチ監督と共に頂点へ(行くぞ)!」
S izbornikom Barbarićem do vrha!

上の2つのフレーズは、『バルバリッチ監督のおかげで』、『バルバリッチ監督の力を借りて』、という感じです。英語に直訳すると、上が、With Manager Barbarić to the championship!、下が、With Manager Barbarić to the top! となります。 最初の部分は、s でも sa でもどちらでもよいです。口頭では sa のほうが言いやすいのですが、書き言葉では s のほうが一般的です。親しみを込めた感じにしたい場合は、sa のほうがよいかもしれません。

「イヴィツァ・バルバリッチよ、あなたは私たちの希望です!」 
Ivice Barbariću, ti si naša nada! 

「バルバリッチ監督、あなたは私たちの希望です!」
Izborniče Barbariću, ti si naša nada!

上の Ivice Barbariću は呼格という形で、呼びかけで使われる格変化です。Ti si naša nada! は、英語に直訳すると、You are our hope! ということです。

「バルバリッチ監督、日本へようこそ!」
Izborniče Barbariću, dobro došao u Japan!

「バルバリッチ監督、日本へようこそいらっしゃいました!」(上より丁寧)
Izborniče Barbariću, dobro došli u Japan!

「バルバリッチさん、日本へようこそいらっしゃいました!」(上よりさらに丁寧)
Gospodine Barbariću, dobro došli u Japan!

Gospodine Barbariću は、英語 の Mr. Barbarić にあたります(それの呼格の形です)。より丁寧な言い方というのは、同時によそよそしい言い方でもありますので、親しみを込めてフレンドリーに言いたいなら、一番上ので充分だと思います。

以上、お役に立てましたでしょうか^ ^;

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