クロアチアの友人が教えてくれたこの料理番組サイトの動画は、画質がとてもきれいで感激しました。まるでクロアチア国内でテレビを見ているかのような錯覚に陥ります。材料がクロアチア語で書いてありますし、シェフがそれをひとつひとつ言ってくれるので、クロアチア語の勉強にぴったり。動画へのリンクは下のほうに載せますね。
Burek とは
料理名になっている burek(ブレック または ブレク)は、本来ミートパイのことなのですが、ザグレブを含めクロアチアの多くの地域では、このようなチーズパイのことを burek sa sirom と呼ぶ習慣があるのだそうです。(sa sirom は with cheese という意味。)本来の burek は、オスマン帝国からバルカン半島に伝えられた料理で、トルコ語の Börek に由来するのだとか。ボスニア・ヘルツェゴヴィナはオスマン帝国に400年以上もの間支配されていましたから、その間に広まったのでしょう。このレシピの説明書きによると、ボスニアで "Burek sa sirom" と言っても通じないということです。本来のミートパイになじんでいるボスニア人の中には、「チーズ入りだなんて、そんなの burek とは言えない」と思う人が少なくないかもしれません。burek の詳細はウィキペディアに載っています。
en.wikipedia.org/wiki/Burek (英語)
ボナペティ!をクロアチア語で
番組の最後にシェフが、"I to je to, dobar tek!" (イトィェト、ドバルテック!、「これで終わりです、bon appétit!」というような意味)というのを聞き取ってみてください。Bon appétit! はフランス語ですが、英語圏でもそのままでよく使われますよね。日本語では何というのでしょうか?「召し上がれ!」とかそんな感じでしょうか。今にも食事をしようとしているクロアチア人を前にしたら、Dobar tek! と言ってみましょう。チーズパイの作り方の動画はこちら。
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追記 (2017年2月2日): CroChef は、Fini Recepti by CroChef に作り変えられたようです。先述の動画と全く同じ動画がまた見られるようになっています。レシピのアドレスは、こちら。
finirecepti.net.hr/priprema/burek-sa-sirom/