August 16, 2005

俳優、ジョン・マルコヴィッチ (2)



昨日の続き。ジョン・マルコヴィッチが出演している作品で私が特に好きなのは、彼の映画デビュー作「プレイス・イン・ザ・ハート」(原題は "Places in the Heart")です。盲人の若者を演じていて、脇役なのにすごく印象的でした。映画の最初に悲劇が起こって、主演のサリー・フィールドの運命がガラリと変わってしまいます。アメリカの南部が好きな人にもおすすめ。1930年代の典型的なアメリカ南部(テキサス)の暮らしが描かれています。

たとえば宮崎監督の「千と千尋の神隠し」で、千尋がいろいろな人に(知らぬ間に)助けられて苦難を乗り越えますよね。この映画のエドナ(サリー・フィールド)もちょうどそんな感じなんです。エドナは子供ではないし二児の母親ですが、どん底にいても人を助け、また人に助けられて苦境を乗り越えていきます。見終わったときに、「人生いろいろ大変だけど、それでも人間っていいなぁ」と思いました。知らない間に沢山の人のお世話になってます、私も。私に関わるすべての人に感謝。

プレイス・イン・ザ・ハート
製作国:米国
監督・脚本:ロバート・ベントン

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