「ボスニア内戦終結から10年、解けぬ民族間の不信」(読売オンライン、11月19日付)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051119id26.htm (追記:リンク切れ)
セルビア人共和国の元首相、ミロラド・ドディキ氏(47)は「民族間の相互不信は10年やそこらでは解けない」と言い切った。(前後略)
確かに10年じゃ無理でしょう!戦争が終わって半世紀たってもいまだに日本のことを恨んでいる人たちがアジアにもたくさんいますし・・・。親兄弟や親戚を殺されたり自分が被害にあった場合、たとえ一生不信でもしかたがないと思います。これを社会的に変えられるのは教育の力(差別はいけないことだと子供に教えていくなど)ぐらいかなと思っていましたが、日本で韓国ドラマがそれをやってのけてくれたときは、びっくりしました!いままでの日本の歴史の中で、民族間の意識(日本人の韓国人に対する意識)をあんなに効果的に短期間でひっくり返したものってなかったのでは?芸術の力は時として教育にも勝る。
ボスニア・ヘルツェゴビナという国は、セルビア人共和国とボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とに二分されてしまい、まるで戦争で疲れきった地域がしょうがなくくっついて我慢しているような感じ。遅かれ早かれ、これをどうにかしなければいけないときが来るでしょうが、今はまだ両者とも戦争で経済力が落ちているので何もできない、とりあえず体力の回復を待ってから、という感じがします。どうかまた戦争が起きませんように・・・。
バニャルカの位置を地図で確認する
セルビア人共和国の首都バニャルカ(Banja Luka)の地図を Google Maps で見るにはここをクリック。ちなみに、セルビア人共和国はセルビア共和国とは違います。なんとも紛らわしいお名前です。その違いは、9月26日の日記「ヘルツェゴビナってどこからどこまで?」を参照なさってください。