デルポンテ首席検事はこう発音する
- 新聞記事:ミロシェビッチ元大統領の死亡、首席検事「極めて遺憾」(日本経済新聞)
デルポンテ首席検事(フランス人)が、英語で記者会見している映像でした。ミロシェビッチという名前は、英語のニュースだと、ミローソヴィッチ(またはミローセヴィッチ)と発音されることが多いのですが、デルポンテさんは英語で話しているにもかかわらずミローゼヴィッチと言うんです。(クロアチア語やセルビア語本来の発音では、ミローシェヴィッチ または ミロシェヴィッチとなります。)フランスではミローゼヴィッチと発音されるのが普通なのかな?と思ってフランスのラジオを聞いてみたら、アナウンサーによってはミロシェヴィッチ(またはミロシェヴィーッチ)と言う人もいれば、ミロゼヴィッチ(またはミロゼヴィーッチ)と言っている人も居て、フランスではどちらでもいいみたいですね。イのほうに軽くアクセントを置く(ロのほうではなく)ようですが。
ただ、デルポンテ首席検事は何度もミロシェビッチ本人に会っているから本来の発音を充分知っているわけで、どちらでもいいなら本来の発音に近いミロシェヴィッチを使えばいいのに、と思ってしまいました。だって、国際法廷の欧米人関係者が英語で記者会見をするときは、英語風なミローソヴィッチではなく、セルビア語風のミローシェヴィッチで発音してくれている人も多いのに。直接面識のない人がラジオやテレビで名前を別の発音で読んでしまったり、発音が難しすぎて言えないような場合は変えてもしょうがないと思います。でも、フランスのアナウンサーだって難なく言えている名前なのに、デルポンテ首席検事は拘置所や裁判所で本人を目の前にしてもミローゼヴィッチと呼んでいたのかな?? と少し驚きました。
ミロシェビッチという名前を7ヶ国語で聞いてみる
さて、ミロシェビッチ氏の遺体が15日セルビア・モンテネグロに到着しました。- 新聞記事:ミロシェビッチ氏の遺体、祖国に 空港や沿道に支持者(朝日新聞)
ユーロニュースのホームページは情報量が少ないし、検索も出来ないので、ニュースの情報源としてはあまり使えませんが、言語の勉強にはとっても便利なサイトです。ひとつのニュースが、7ヶ国語(ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語)で読めます!でも、記事が一日たつと消えます・・・。空港や沿道に集まって感情的に泣いているセルビアの人たちのビデオを7カ国語で見ました。ミロシェビッチという名前の呼び方も7ヶ国語で聞けました。その記事のアドレスをここでご紹介しようと思って今ユーロニュースをチェックしたら、もう記事が消えている!!でも、今日の記事に、新たなミロシェビッチ関連のものを発見。
- 新聞記事:
Milosevic coffin to go on display in Belgrade(EuroNews)(<--リンク切れ)