ミロシェビッチ被告:死因は心筋梗塞 消極的自殺可能性も(毎日新聞)(追記:リンク切れ)ミロシェビッチ被告「心筋梗塞で死亡」 毒殺説も広がる(朝日新聞)(追記:リンク切れ)
- Milan Babic Found Dead in Detention Unit (プレス向けの公式発表。英語)
戦犯の急死が一週間に2回も
Milan Babić se objesio ili su ga ubili?(ヴェチェルニ・リストの記事、クロアチア語)(追記:リンク切れ)
拘置所では、バビッチ氏の身を守るためほかの収容者から隔離し、ビデオレコーダーもない場所で、看守が30分おきに見回っていました。午後6時の見回りの時は特別変わった様子もなかったのですが、6時半の見回りのときに、首を吊って死んでいるのが発見されました。バビッチ氏は、旧ユーゴスラビアの諜報機関に属していた高官などについて、国際法廷で証言する予定になっていたので、スパイにより自殺に見せかけて殺害された可能性が無きにしもあらず・・・だそうです。判事の一人が、詳しい死因に関してさらなる調査を申し立てたということですが、一体どうなったのでしょうか。気になります。
このときの他殺説は国際的には話題にならず、自殺としてあっさり片付いていたように見えました。また、誰かから脅かされて(家族を守るために)自殺するしかなかったのではないかという説もありました。その6日後、ミロシェビッチ氏が同拘置所内で急死し、今度は本当に自殺から他殺まで、いろいろな説が世界のニュースになっています。毒物使用に関する2次検査の結果が数日内に出るということです。真相がどうであれ、クロアチアでもセルビアでも、国際戦犯法廷に対する不信がますます強くなっているのは確かです。
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