December 28, 2005

クロアチア語の格変化



スラブ系の言語は格変化が多くて難解に感じてしまいます。呼格なんか無くてもいいんじゃないのか?!例えば、Ivan(イヴァン)さんを呼ぶとき、呼格にして「Ivane(イヴァネ)!!」と呼びかけるのですが、わざわざそんなことしなくても、Ivan のままでいいじゃない!クロアチア語には格変化を簡略化するような動きはないのか、という勝手な疑問をクロアチア人の友人にぶつけてみました。

すると、「簡略化する動きはないけど、古来の(さらにややこしい)文法に戻す動きならある」、という答えが返ってきました・・・。バルカン半島は、他民族に侵略され続けてきた長い歴史があるので、民族のアイデンティティーを守るために古い文法に戻そうと考える人たちが常にいるのだそうです。そして、実際にそれを実行しているグループもいるということなのですが、もしもそういうことを日本で本気でやったら(例えば、いきなり江戸時代の言葉で話している人がいたら)変人扱いされるか笑われるかのどちらかで終わりそうではありませんか?

クロアチア語を教えて!Teach Me Croatian!」ホームページでは、出来るだけ文法用語を使わずに解説をしたいと思っているのですが、それにも限界があります。やっぱり格変化は避けて通れないということですね(苦笑)レッスン5のDAY23では、いよいよ格が少しだけ出てくる予定です。

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