これって、「ウィルスの蔓延を防ぐため」というよりは、「全部殺したからうちの国の鳥肉は安全ですよ、輸入をやめないでくださいね」、と外国にアピールするためだけのような気がしますが。
クロアチアで死んだ白鳥は、最近ハンガリーからクロアチアに渡ってきたと推測されています。それにしてはまだハンガリーではH5N1が発見されていません。ハンガリーでは誰も気が付かなかったのか、それともまだ発病していなかったのかは定かではありませんが、たまたまクロアチアに飛んできてそこで死んだ白鳥がいたために付近の家禽まで即皆殺しって、そこまでする必要があるのかなぁ?結局、家禽への感染はみられなかったそうです。健康な鳥を殺すことに莫大なお金を使うよりも、ワクチンの開発などにお金を使ったほうがいいんじゃないかな・・・。
クロアチアで確認されたH5N1型に関する新聞記事はここ。(英語)
例えば、もしも明日近所に病気の渡り鳥が飛んできて息絶えたとして、そのせいでうちの鳥まで全部殺すように命令されたらショック~(養鶏場などを営んでいるわけではありませんが)。どこでも起こりうる話なだけに、想像すると怖いです。
さて、卵や鳥肉を食べて人間が鳥インフルエンザにかかった例はないそうです。また、感染して死んだ鳥の顔や内臓に直接触ったりしない限り、そう簡単に感染するものでもないらしいです。(でも日々のうがい手洗いは大切!)詳しいことは下記のホームページなどで読めます。
高病原性鳥インフルエンザQ&A(東京都産業労働局)
鳥インフルエンザに関するQ&A(国立感染症研究所)
H5N1 Avian Flu (H5N1 Bird Flu)(米国保健社会福祉省、英語)
ブログ内関連記事: クロアチアでも鳥インフルエンザ(1)