October 6, 2005

学校改革



旧ユーゴスラビアの学校制度は義務教育が8年間。日本やほかのヨーロッパ諸国と比べると1年少ないです。最近になってボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニア、クロアチアなどの旧ユーゴスラビア諸国が教育改革を始めました。就学年齢を一年早めて義務教育を9年間(6-15歳)にするというものです。

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボでは、すでに9年制が2004年度から始まっています。国内のほかの地域でも準備が整い次第すべて9年制になることが決められています。

しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナの住人に聞いてみたところ、そんなの知らないという人が結構いました(^^;) 法律で9年制になることが決まりましたが、「徐々に」でよいことになっているので、まだ8年制の地域がたくさんあるんですね。教師の数を増やしたり教室を増やしたり、準備に時間がかかる学校も多そうです。

そして、旧ユーゴのモンテネグロでも9年制になることが決まりました!それについての新聞記事はここで読めます。(日付の 03/10/2005 は10月3日という意味です。)
Nine-Year Schooling Comes to Montenegro (SETimes) (追記:リンク切れ)

どこの国でも教育改革は大きな問題のようです。国民の生活を向上させるにはまず人材作り(教育)から。日本もゆとり教育やらいろいろ試行錯誤中ですね。

ブログ内関連記事:クロアチアには中学校がない(1)

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