コステリッチ兄妹が、アメリカのTV局に個別インタビューを受けているのを見ましたが、二人とも英語がペラペラで、びっくりしました。クロアチア語なまりも強くなくて。私が知っているクロアチア人の皆さんは、誰もこんなに上手に英語が話せません!二人にスキーを教えたアンテお父さんは、英語ではなくクロアチア語でインタビューに答えていましたので、どうやら家族全員が英語ペラペラというわけではなさそうです。
お兄さんのイヴィツァさんは「抜群の集中力を誇る妹と違い、ナイーブで重圧に弱い面がある。」*1と読んだので、どんな人かと思ってそのインタビューを見たら、本当に気の良さそうなお兄さんでした。でも、子供の頃は妹を叩いたりしていたこともあり、そのうちにヤニツァさんがお兄さんを叩き返すようになって強くなり、近所でけんかに一番強い女ガキ大将みたいになったと、お兄さんが言っていました(笑)
一方、ヤニツァさんのほうは自分の成功について聞かれ、「うーん・・・」と考え込んだあと、「自分のことについてはあまり話したくないの。そういうことは他の人にまかせる。」そしてさらに、 "I think it's stupid to judge yourself." とキッパリ。なんと凛々しいんでしょう!ちょうど髪の毛をおさげに結んでいて、まるで、「天空の城ラピュタ」のドーラさんみたいな感じで、しかも強気な話し振りまで似てる (^^;)嫌いなものは嫌い、ばからしい、とはっきり言う人ですね。20歳の頃(今は24歳)、道に「ヤニツァ通り」という名前をつける案があったそうで、まだ若くて現役なのに通りの名前にするなんてバカげてる!と言っていました。(結局実現されずに終わって本人は喜んでいます。)
金メダルを取った直後に感想を聞かれて、「兄のメダルのほうが自分のよりももっと嬉しい。兄の一個目だし、怪我や手術を乗越えて大変な努力をしてきたから。」そういうヤニツァさん自身も体調が悪くて15日の滑降の出場をとりやめたぐらいなのに!*2この日も熱があって、直前まで出場するかしないか迷っているような状態。そんな体でみんなの期待通りに金を取ってくるところがもう本当にクロアチアのヒロイン、というか、私のなかではもうあの勇ましいドーラさんなんです(笑)
そのヤニツァ・コステリッチ選手の、カレンダー付き壁紙を大塚製薬のホームページでダウンロードすることが出来ます。サイズは1024×768、800×600の2サイズ。
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*1:「コステリッツ兄、初メダルに涙=妹ヤニツァと抱擁-男子複合〔五輪アルペン〕」Gooスポーツより (追記:リンク切れ)
*2:11回の膝の手術、さらにGraves' disease(いわゆるバセドウ病ですかね?)を患っている。インフルエンザの病み上がりでもある。
*2:11回の膝の手術、さらにGraves' disease(いわゆるバセドウ病ですかね?)を患っている。インフルエンザの病み上がりでもある。