ヤニツァさんは、最後に出場したドルフマイスター選手(オーストリア)の滑りを見守っていましたが、ドルフマイスター選手のタイムが自分より上だとわかるやいなや大きな拍手を送り、駆け寄って抱擁で祝福しました。ドルフマイスター選手は自分が一位になったことが分かっていなかったらしく、ヤニツァさんに言われて初めて気づいたようでした。お互いを祝福する二人の様子がすがすがしくて、素敵な終わり方でした。自分が負けると相手に冷たい視線を送るだけだったり、拍手もしないしニコリともしない人だってたくさんいるなかで、ヤニツァさん達のようにすがすがしくライバルを祝福する光景は、とても気持ちがいいものですね。こういうのを見るとますますオリンピックが好きになります。
ドルフマイスター選手は、ヤニツァさんが欠場した15日の滑降で金メダルを取り、来月で引退することが決まっているそうです。二人ともおめでとう!
余談ですが、この試合を見る前に偶然 ZAKZAK で山本譲二さんのインタビューを目にしました。下は、昨年の大みそかの紅白歌合戦に出られなくて悔しい思いをしたことについてです。
事務所の後輩、北山たけしが初出場。オヤジ(北島三郎)は常々、「歌手はな、ステージでは年上であっても年下であってもライバルなんだ。だが、相手にいいことがあったら真っ先に祝いなさい」と。(以下略)
(ひとりごと・山本譲二 ZAKZAKより)
http://www.zakzak.co.jp/hitorigoto/20060210.html
ヤニツァさんは演歌の心に通じるものがあるかも(笑)。
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