⇒ 「平和願い、ボスニアで桜植樹指導」(東奥日報より)(追記:リンク切れ)
⇒ 「Japanske trešnje darovane Mostaru」(地元での植樹の様子が写真で見られます。bljesak.infoより)(追記:リンク切れ)
記事によれば、今回は100本の苗木が植樹されました。地元ではモスタルの市会議長さんや、環境保安局の局長さん、福祉局長さんなども集まって、記念式が行われたそうです。日本の美しい桜がモスタルの公園に満開になったら嬉しいです。まだ苗木ということでかなり小さいわけですが、盗まれないかとちょっと心配になってしまうのは私だけでしょうか?!
上記の東奥日報によると、
イピル・イピルの会は同国の平和と民族融和を願い、日本花の会を通して桜の苗木を準備し、〇二年と〇四年に、計九百五十本を寄贈した。桜は首都サラエボ市の公園墓地などに植栽されたが、土壌の問題などから、二百数十本しか生育していないという。
ということです。あのブルース・リーの銅像があるズリニェヴァツ(Zrinjevac)公園の中にも植樹されました。ちなみに、ブルース・リーの銅像は、3月中旬に危うく盗まれそうになり、銅像が土台から少し浮いてしまったので撤去され、現在修理中です。だから、今この公園に行ってもブルース・リーはいません(涙)このことについては、詳細がわかり次第、改めて書きたいと思います。
また、確かに、土壌の違いというのは大きいと思います。これは友人が昨日撮って送ってくれた、モスタルの写真です。
この場所は、ズリニェヴァツ公園ではなく、モスタルのそばの山(というか丘)からモスタルを見下ろしたところです。もちろんモスタルでも樹木は育ちますし、木で覆われている場所もたくさんあるのですが、このように岩石の地面が多いのも確かです。今回は樹木のお医者さんも派遣されるということなのできっと大丈夫でしょう。この写真では分かりにくいかもしれませんが、ネレトバ川がモスタルを横切っているのが見えます。
日本にちょっとでも興味がある市民は、このような行事があると興味津々で駆けつけるようです。日本のような遠い外国からもボスニア・ヘルツェゴビナの平和を願っている人々がいることを知ってもらうのはいいことだと私は思います。元気に成長してくれますように。
参考:「イピル・イピルの会」のホームページには、過去の植樹のときの写真(サラエボなど)が載っています。
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