「ハリー・ポッターと愚者の石」
今日は余談です!もしも「賢者の石」の反対の石があったとしたら・・・?「愚者の石、バカ者の石」なんてのがあったらハリー・ポッターの題名はどうなるか、を考えてみます。
「賢者」はクロアチア語で mudrac でしたよね。その反対言葉は、glupan(愚か者、バカ者、a stupid man)といいます。これも男性形なので、「バカ者の」という意味にするには語尾に a を付けて glupana にします。
クロアチア語版ならば、
Harry Potter i kamen glupana 「ハリー・ポッターとバカ者の石」
では、セルビア語版だったら?セルビア語版では、「ハリー・ポッターと知恵の石」となっていました。ならば、「バカの石(石そのものがバカ、the stone of stupidity)」はどうなるでしょうか。
「バカ、stupidity」 という意味の言葉は glupost といいます。これは女性形なので、「バカの」という意味にするには語尾に i を付けて glupostiにします。
すなわちセルビア語版ならば、
Hari Poter i kamen gluposti 「ハリー・ポッターとバカの石」(実際は、これをキリル文字に直さないといけませんが・・・)
になると推測されます!
⇒ ハリー・ポッターのクロアチア語版とセルビア語版を比較 (6)に続く
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